弦譜堂について
音楽を愛する皆様の悩みを解決すべく、弦譜堂は生まれました。
・演奏したい曲があっても、楽譜が出版されていない。
・市販譜を見ながら音を出してみたが、譜面の内容、特にTAB譜に対して違和感がある。
・動画の内容に準拠しているというTAB譜を手に入れたが、明らかに楽譜とは違うこともやっているようだ。
・五線譜は手元にあるが、楽譜を読むのが苦手なのでTAB譜に変換したい。
・素晴らしい曲に出会えた。原曲ではピアノで演奏されているこの曲を、是非とも自分のギターで演奏してみたい。
・自分でも耳コピはできるけれど、楽曲の仕組みや演奏内容をもっと詳しく正確に知りたい。
・ある程度までは自分で採譜できたけれど、鳴っているはずなのに聞き取れない音があったりして今一歩追いきれない。
・いずれ自分のスタイルで弾けるようになりたいが、その前にまず本人がどのように弾いているのかを正確に知りたい。
・曲を自分のバンドの編成に合うようにアレンジしたいが、どうしていいのかわからない。
・バンドメンバー間でコピー結果の行き違いが起きることが気になるので、共通認識として正確なコード譜(リードシート)が欲しい。
弦譜堂(げんぷどう)では楽譜の出版されていない楽曲の楽譜をお客様からのオーダーメイドによって作成致します。
市販譜や他業者と比べて非常に精度の高い採譜と楽譜製作を身上と致しております。
この強みは専門業者ならではの奏法への精通と、長年の経験による多数のデータの蓄積・採譜技術の弛まぬ研鑽により実現し続けております。
柔軟かつ確実な対応力は多数の製作実績を元に作られました。
2007年の創業以来、楽譜の製作実績は2021年12月現在で12,000曲を超えました。
楽器を手にしたばかりの初心者の方から、レッスン・演奏などで活躍中のプロ・ミュージシャンまで、多くのお客様にご愛顧いただいております。
実際にプロの演奏の現場で使用された譜面も多数ございます。
イレギュラーな事例や、独特のご要望にも数多くお応えしてまいりました。
あらゆるジャンルに対応可能です!
一般にコピーが困難とされる技巧派プレイヤーの採譜も自信を持ってお受け致します。
『弦譜堂』は今まで正確な楽譜の入手が困難であったことから楽曲の演奏に取り組めなかった方々の助けとなり、ひいては音楽文化の振興の一助になる事業であると確信致しております。
ギターやベースの採譜・TAB譜作成・アレンジ(編曲)・その他楽譜関係の御用事は、
是非とも『弦譜堂』にご用命頂けましたら幸いでございます。
弦譜堂代表・松本祐一 プロフィール。採譜と奏法解析の専門家として。
松本 祐一(まつもと ゆういち)
- 1978年2月7日生まれ。
- 神奈川県横浜市出身。
- 血液型A型。
- 演奏パートはギター(エレキ・アコースティック・クラシック)・エレキベース
- ギターを飯塚昌明氏(ロック・フュージョン)、故・江部賢一氏(ポップス・ボサノバ・クラシック・DTM・アレンジ・楽譜製作)、増渕利昭氏(クラシック)、 他諸氏に師事。理論をジャズピアニスト北條直彦氏、他諸氏に師事。
- 2014年、「宮地楽器 ニラジ・カジャンチ主催ドラムミックスコンテスト」優勝
- 最近は古楽器ヴィオラ・ダ・ガンバに夢中
- 音楽以外の趣味は筋トレ(ボディビル・パワーリフティング)。
弦譜堂設立までの道のり
10代の頃から市販の楽譜の内容・正確さ・精度に疑問を持ったことから自分で納得のいくまで音を聴き、より正確な楽譜を自身で作成するようになりました。
その質の高さを見込まれて知人にも依頼されるようになり、これが楽譜製作業への一歩となっています。
また名アレンジャー・ギタリストであり、国内でのコンピュータによる楽譜製作の第一人者でもある故・江部賢一氏の薫陶を受けながら楽譜製作や採譜技術・音楽理論についての基礎を学びました。
2002年から採譜業界大手のWINDS SHEET MUSIC(現・WINDS STAGE株式会社)に非常に高い倍率の採用試験を経て採譜・楽譜製作スタッフとして在籍し、5年間の楽譜製作(採譜・アレンジ)の実務経験を積んでいます。(独立後も円満な関係を維持し、採譜業界の発展のためにともに歩んでおります。)
また自身の音楽活動(ソロギタリスト、またはバンド・サポートワークでのギタリスト・ベーシスト・マニピュレーター・作編曲・レコーディング/ミキシングエンジニアとして活動)及び、一流プロギタリスト梶原順氏の専属アシスタント経験等から、演奏者の意思を読み取る領域にまで踏み込んだ正確かつ的確な採譜・記譜・奏法解析の力を身につけました。
必要に応じて、出ている音も結果として把握しながらミスタッチや不随意な発音の判別、崩されたリズムの元の形の推定する能力はやはり実践の中でのみ養われていくものと感じています。
すなわちそれは音楽と楽器の特性を理解する力であるからです。
略歴
1990年(12歳)
クラシックギターを始める。
20歳まで増渕利昭氏に師事。
1995年頃(高校生)
フォークギター・エレキギターを手にする。エレキベースに初めて触れる。
1996年(18歳)頃
ミューズ音楽院にて飯塚昌明氏に師事。
耳コピによる楽譜を書き貯め始め、記譜法等も同時に習得。
2001年(23歳)頃
都内のライブバーなどを中心として主にソロギターでライブを行うようになる。
レパートリーはAndrew YorkやRoland Dyensなどの流行りのクラシックギター曲や
クラシックギターのテクニック・理論をベースにしたポップス曲のアレンジなど。
この頃から江部賢一氏に師事。
2002年(24歳)
初めてギター演奏でのギャランティーを頂く。
またこの年からWINDS SHEET MUSICのスタッフとして採譜・編曲・楽譜作成の業務に携わるようになる。
この頃からはエレキギターでの歌モノの伴奏に軸を移す。自身のライブ活動・サポートワークなどからも質の高い譜面の重要性を痛感する。
2005年~2007年(27歳~29歳)
約2年間、採譜業と並行してギタリスト梶原順氏の専属アシスタントローディーを務める。
ライブ・スタジオワークなど一流ミュージシャンの現場で、譜面には何が求められるのか・大切なことは何かを深く学ぶ機会に多々恵まれる。
2007年(29歳)
アシスタント卒業。
同時にWINDS SHEET MUSICも円満退職(同社とは現在も良好な関係を維持し、採譜業界の向上・発展のために意見交換などを続けています)。
弦楽器専門のオーダーメイド採譜・アレンジ・楽譜製作サイト『弦譜堂』を同年8月に設立。
その他、取り組んでいる研究など
日夜にわたる楽譜製作・奏法解析の他、近年はフィジカル・メンタル面からの演奏技術の解析にも注力している。
- 演奏技術を支える根本的な要素についての研究。
- より良い音を鳴らせる秘訣は何か。楽器や機材のことよりも、発音の技術。
- 同じフレーズなのに何故あの人が弾くとあんなにも表情豊かに鳴るのか。その違いは?
- どうしたら「弾くだけで精一杯」な状況を脱し、音楽を作っていくことに集中できるのか。
- 他、基礎技術の精度・安定感の向上とその方法論の確立。
2018年からはギター・ベースの枠を越え、古楽器ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏にも取り組んでいる。