弦譜堂の代表・松本祐一(@YuichiMatsumoto)です。

私は楽器を選ぶとき、ヴィンテージを避ける傾向がいつの頃からかつきました。

もちろん決して嫌いなわけではなく、ヴィンテージの魅力は理解しているつもりです。

現代の楽器にはない有機的な反応や、時代を作りあげてきた「あの音」がある程度自動的に出てくる面もあったりしますね。

値段は年々高騰していきますが、ヴィンテージのテイストを追いかけた新しい楽器を何本も買い替えているよりは

コンディションのいいヴィンテージをビシッと1本手にした方が結果的に安く済んだりもするものではないでしょうか。

 

ヴィンテージ楽器を避けていたのは臭いから。

それが分かっていながら、なぜ避けてきたのか。

コンディションの維持が難しい?

いえいえ、私には頼れる工房に伝手がありますのでそのあたりは心配ありません。

それでもヴィンテージを避ける理由・・・それは「臭い」でした。

ヴィンテージ楽器はほとんどの個体に「ヴィンテージ臭」とでも言うべき臭いが染みついています。

この匂いが気分を出してくれるとおっしゃるマニアな方もいらっしゃいますが、私を含め大多数の方には不快に感じる臭いだと思います。

 

ヴィンテージ楽器はなぜ臭いのか?

なぜ臭いかと言いますと、楽器は木なので周囲の匂いを吸い込むんですね。

演奏の現場でも、プレイヤーの自宅でも、はたまた保管されていた倉庫でも。

塗装されていてもなお染みついてくる、たばこなどのケミカルな臭いと、生活臭などの有機的な臭い。

それが混ざってさらに数十年分蓄積された、その匂いが私はどうしても苦手だったのです。

1966年製 Gibson LG0との出会い。

Gibson LG0

2019年夏、私は久しぶりにアコースティックギターを買いました。

Gibson LG0 1966年製です。避けていたはずのヴィンテージギターです。

LG0はGibsonの中でもスチューデントモデルの位置づけで、
名高いJ-50やSouthern Jumboほど頼りがいのある感じではありませんが
往年のGibsonの歯切れ良いキャラクターはしっかり持っています。

前オーナーはリペアマンの方で、入手時からよく手入れが行き届いていました。

 

いいギターだけど、やっぱり臭い。

普段は倍音豊かでゴージャスな音がする楽器が好きですが、このLG0の出音は全く正反対の心地よい素朴さです。

買った時は気まぐれに近いものがありましたが、弾いているうちに手放すのは惜しいと思わせてくる、そんなギターです。

しかし、この楽器も臭いが気になるのですねー。何せ1966年製ですから。

さらにケースは厚紙がメインで出来ているので、なおのこと臭いが染みついています。
同じ部屋にいるだけで鼻がツーンとしてくるので、この楽器を使い続けるためにはなんとしてもこの匂いをどうにかしなければならないと思いました。

楽器の臭いには「重曹」が有効らしい。

楽器の消臭について調べたところ、「重曹が使える」という話をあちこちで見かけます。
消臭スプレーもあるようですが、重曹なら家にたくさんありますので試してみることにしました。

楽器本体はペットボトルに重曹水を作り、捨ててもいい布を固く絞って拭き上げます。

 

重曹はこのくらい。袋には1リットル当たり大さじ4杯と書いてあります。
冷たい水よりはぬるま湯の方がよく溶けます。

 

重曹でヴィンテージギターの臭いは取れるのか?

弦を外して、重曹水で拭き上げます。

びっくり、布はこのくらい汚れました。

もうこのまま捨てます…。

 

ケースは直接重曹を撒き、数日後に掃除機で吸い取ります。

 

ヴィンテージギター消臭計画、結果は!?

結果は…

 

ほとんど変化なし!!! 残念!!!

 

結構頑張って拭いたんですが、刺激臭はほとんど取れませんでした。

ちょっとはマシになったか?うーん、変わってないと思います。

この方法で気にならないくらいにまで脱臭されたという話も目にしたのですが、ここまで数十年間かけて蓄積された臭いはそう簡単には消えてくれないようです。

 

ひとまずこの楽器は出しっぱなしにせずに弾く時にだけ出す方向で使おうと思います。。。

 

※ご注意※
特にヴィンテージ楽器の塗装はデリケートですので、ご自身の楽器で試される時は慎重にお願いします。

この記事を元に試されたことで生じた事故・損害については一切責任を負いません。

 

 

今回のブログはここまでです。

次回もお楽しみに。

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Written by genpudou

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