楽譜コラム第七回「『採譜』って、どういう意味?」

楽譜コラム

こんにちは。

弦譜堂・楽譜コラム第七回の今回は「『採譜』って、どういう意味?」という疑問にお答えいたします。

(以前の弊社サイト内で公開しておりました記事を元に、楽譜コラムとして再構成いたしました。)

「採譜」の意味。

音源(CDなど)を元に、演奏内容を聞き取って楽譜を起こしていくことを「採譜(さいふ)」と呼びます(「耳コピ」「楽譜起こし」とも呼称されます)。
英語では「Transcribe」です。

耳に残ったメロディーを歌うように、歌唱や楽器演奏に取り組む大抵の人ができることではあります。
いわゆる、「耳コピ」ですね。
しかし楽器独自の奏法や和音(コード)となってきますと正確な解析のためには専門の知識が必要となってきます。そしてその技量には人によって非常に大きな差があります。

採譜の出来というものは想像される以上に重要な意味を持ちます。
リハーサルスタジオや録音の場では言うに及ばず、自宅練習でさえ時間というものは有限なのです。

限られた時間の中で、読み手側が何回も間違いを訂正しなければならない楽譜で練習や演奏に集中できるでしょうか。
さらにコピー譜とは原曲の演奏者が音に込めた想いと歌に迫れるものでなくてはならないと弊社では考えます。

採譜とは結果(内容)いかんによって演奏のクォリティさえも左右されてくる根本的かつ重要な作業です。
正確で見やすく必要な情報が過不足なく記された譜面は演奏者の負担を和らげることにより一層音楽に集中させ、より良いプレイを引き出してくれる効果すら持つものでもあります。

市販のスコアを書いているのは作曲者本人ではない?

案外知られていないことですが、市販されている楽譜はクラシックなど一部を除いては作曲者(または編曲者)・演奏者が書いたものではありません。 他の誰かによって聴き取り書かれた(採譜された)物なのです。

特にギターやベースなどの弦楽器には鍵盤楽器と異なり、同じ音程やフレーズを得るために複数の指使いや奏法が存在します。この点の解析が市販譜の不十分な点でもあります。

弊社では高度な絶対音感と研ぎ澄まされた採譜技術を持った現役の演奏家による解析、及び独自に工夫をした製作環境の構築により他社では不可能な領域にまで踏み込んだ正確さを実現致しております。
弊社の採譜は一切のごまかしが無く正確であることはもちろんのこと、チューニングやカポタストの位置の解析まで含め演奏者の意思(弾きたかったこと)を読み取り、尚且つ実践に即して見易く記譜することを念頭に置いて取り組んでおります。

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