「『採譜』って、どういう意味?」楽譜コラム第七回

楽譜コラム

こんにちは。

弦譜堂(げんぷどう)」代表の松本祐一と申します。
採譜・TAB譜作成の定番サイトとして10年以上のあいだ多くのお客様にご愛顧いただいております。

楽譜コラム第七回の今回は「『採譜』って、どういう意味?」という疑問にお答えいたします。

近年はSNSを中心にこの採譜という言葉がなじみ深くなってきました。

  • 「〇〇〇(曲名)の採譜できた!!」
  • 「今週中に4曲採譜が目標!!」

等のような使われ方ですね。この「採譜」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。

(以前の弊社サイト内で公開しておりました記事を元に、楽譜コラムとして再構成いたしました。)

「採譜」の意味とは。

音源(CDや音声ファイルなど)を元に、演奏内容を聞き取って楽譜を起こしていくことを「採譜(さいふ)」と呼びます(「耳コピ」「楽譜起こし」とも呼ばれます)。
いわゆる「耳コピ」ですね。英語では「transcribe(動詞)・transcription(名詞)」です。

耳に残ったメロディーを歌うように、歌唱や楽器演奏に取り組む大抵の人ができることではあります。
しかし楽器独自の奏法や和音(コード)となってきますと正確な解析のためには専門の知識が必要となってきます。
そしてその技量には人によって非常に大きな差があります。

市販のスコアを書いているのは作曲者本人ではない?

案外知られていないことですが、市販されている楽譜はクラシックなど一部を除いては作曲者(または編曲者)・演奏者が書いたものではありません。

本人以外の他の誰かによって聴き取り書かれた(採譜された)物なのです。

採譜技術の重要性を、もっと知っていただきたい。

採譜の出来というものは想像される以上に重要な意味を持ちます。
人は誰でも、限られた時間の中で過ごしています。
リハーサルスタジオや録音の場では言うに及ばず、自宅練習でさえ時間というものは有限なのです。

限られた時間の中で、読み手側が何回も間違いを訂正しなければならない楽譜で練習や演奏に集中できるでしょうか。
さらにコピー譜とは原曲の演奏者が音に込めた想いと歌に迫れるものでなくてはならないと弊社では考えます。

採譜・浄譜とは結果(内容)いかんによって演奏のクォリティさえも左右されてくる根本的かつ重要な作業です。
正確で見やすく必要な情報が過不足なく記された譜面は演奏者の負担を和らげることにより一層音楽に集中させ、より良いプレイを引き出してくれる効果すら持つものでもあります。

演奏者の気持ちがわかるのは演奏者。

特にギターやベースなどの弦楽器には鍵盤楽器と異なり、同じ音程やフレーズを得るために複数の指使いや奏法が存在します。
この点の解析が市販譜の不十分な点でもあります。

弊社の楽譜製作は研ぎ澄まされた絶対音感と高度な採譜技術を持った現役の演奏家による解析、及び独自に工夫をした製作環境の構築により他社では不可能な領域にまで踏み込んだ正確さを実現致しております。
弊社の採譜は一切のごまかしが無く正確であることはもちろんのこと、チューニングやカポタストの位置の解析から演奏者の意思(弾きたかったこと)までを読み取り、尚且つ実践に即して見易く記譜することを念頭に置いて取り組んでおります。

8割が一般のお客様からのご注文です。
もし、
「あの曲弾きたかったんだよな・・・でも楽譜がなくてそのままになってた」
という曲がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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