第四回「楽譜を読めるようになる方法 その1」

楽譜コラム

こんにちは。

弦譜堂・楽譜コラム第四回の今回から「楽譜を読めるようになる方法」を私自身の体験と織り交ぜながらご説明していきたいと思います。

ギタリストに悩みの多い、タブ譜ではなく五線譜の読み方のお話です。

楽譜を読めない人が読めるようになる方法、あります。

どんな方法でしょうか。そんな話があるのでしょうか。

あります。

これは私が師事していた故・江部賢一先生直伝の方法です。

実にシンプルかつ濃い方法です。答えからズバリ言ってしまいましょう。

 

まずバッハのインベンションの楽譜を用意します。

インベンション

毎日ランダムで1ページ開き、

メトロノームをかけながら

書いてある通りに

ひたすらギター(ベース)で音を出していく。

これだけです。

これを毎日続けると1ヶ月ほどでかなりの読譜力が身につきます。

どのくらいかといいますと、ポップス・ジャズの世界ではもう「バリバリ読める」「あの人は譜面に強い」と言われるほどでしょう。

 

ポイントは合理的な運指などは一切考えずとにかく音を出すことです。

メトロノームの使用によってそれを考える時間も与えません。

すなわち手癖で音を出すことをさせないことで音符を読む力が養われていくという仕組みです。

ギターでもベースでも同じように練習できます。ギターなら上のト音記号のパート、ベースなら下のヘ音記号のパートをやるのが良いでしょう。

なぜバッハのインベンションなのか?

なぜギター譜ではなくバッハのインベンションでやるのかといいますと

  • 楽譜を入手しやすい(どこでも売っていて、比較的安価)
  • 多くのキー(調)を網羅している
  • 多くの音楽のルーツ的存在である(音楽的に優れている)
  • ピアノ譜なのでト音記号とヘ音記号の両方があり、どちらも単体でも音楽的に成立している。=よってギターとベース両方の練習に使用できるだけでなく、ギター目線からのヘ音記号読み、ベース目線からのト音記号読みにも1冊の中で対応できる。

これらを1冊で兼ね備えているという理由です。

ですのでこれらの条件が満たされていれば他の題材でもOKではあります。

自分にはまだ早い気がする?でもOKです。

ですがこの訓練をするには多少の基礎体力養成的な準備が必要になります。

まったく読めない段階からですと正直キツいですね。

まずこんなの自体読めないよ!! って思ったでしょ?(笑)

大丈夫です。いきなり全部通して読めなくてもいいんです。

もちろん「この○○をすればいきなり全部読めている!!」などといった方法もありません。

ですので、すぐに読めないからと言ってがっかりしないでくださいね。あなたが悪いのではありません。

大切なのはまず解きほぐすこと、どうやってその糸口を見つけるかです。

次回「楽譜を読めるようになる方法 その2」ではそのやり方を具体的にお話していきたいと思います。

 

第五回「楽譜を読めるようになる方法 その2」

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

関連記事

  1. 楽譜コラム

    楽譜コラム第七回「『採譜』って、どういう意味?」

  2. 楽譜コラム

    第三回「ギター属の奏法表記その2」

  3. 楽譜コラム

    第二回「ギター属の奏法表記その1」

  4. 楽譜コラム

    第六回「楽譜を読めるようになる方法 その3」

  5. 楽譜コラム

    第一回「楽譜コラムはじめます」

  6. 楽譜コラム

    第五回「楽譜を読めるようになる方法 その2」