コラム
「カラー楽譜裏話」|TAB譜作成専門店・弦譜堂の楽譜コラム第八回
「弦譜堂(げんぷどう)」代表の松本祐一と申します(プロフィール)。
採譜・TAB譜作成の定番サイトとして10年以上のあいだ多くのお客様にご愛顧いただいております。
楽譜を色分けする意味とは?
数年前からから弊社の楽譜製作における基本仕様として導入致しました「カラー楽譜」について少しお話しさせて頂きますね。
これはクラシックギターの楽譜です。
- 黒はメロディー
- 赤はベース(低音)
- 緑はアルペジオや和音などの「伴奏」に相当する部分です。
モニター調査に基づき、導入を決めました。
導入前に常連のお客様への納品の際に、従来の白黒楽譜とカラー楽譜の両方をお送りし、
どちらが良いでしょうかとモニター調査を行いました。
反応は良好でした。
- 白黒よりも読みやすい。
- 記号が浮き出て見えるのが良い。
- (クラシックギター譜のお客様)低音に色がつくだけでこんなにも意識して演奏できるものとは思わなかった。
いいことづくめなようなカラー楽譜ですが、実は後ろ向きなご意見も2件頂戴しておりました。
・白黒なら安くなりますか?
・見やすいのは確かだけど、カラーインクを使ってまでやるほどのことでもないような気がします。
こちらについてお答えしますと、
・「白黒なら安くなりますか?」
いいえ、声部を分ける作業は弦譜堂の楽譜の基本仕様であり、元々の料金に含まれています。
分けられた声部がカラーになるか白黒になるかは最終的な出力の選択だけなので、お値段は変わりません。
・「見やすいのは確かだけど、カラーインクを使ってまでやるほどのことでもないような気がします。」
これは私も最初は知らなかったのですが、インクジェットプリンタは白黒であってもカラーインクを消費しています。
黒インクに色を混ぜることでより黒に深みを出すんですね。
それでもカラーは必要ない、とのことでしたら印刷時に出てくる画面の中に「白黒印刷」の設定があるはずですので
そちらで白黒に設定する事をおすすめしております。
採譜・タブ譜製作のご依頼は弦譜堂へ!
弦譜堂では個人・法人を問わず楽譜製作のご依頼をお受けしております。
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