弦譜堂の代表・松本祐一(@YuichiMatsumoto)です。
ベーシストだってコードを弾きたい!!
先日、弦譜堂でアレンジのお仕事をお引き受けしました。
ギターとベースでの歌の伴奏で、ベースでもコードを弾けるようにしたい、とのご要望でした。
ギターのアドリブソロの間、ベースで和音の補強をするというコンセプトでしたが
完成したアレンジはお客様にとてもお喜び頂けてほっとしました。
今日はベースで和音を弾くには?、というお話です。
ベーシストの皆さんも、たまにはベースでコードを弾いてみたいと思いませんか?
先のお客様は「ギターも弾けるから3弦～6弦までの形で真似してみるんだけど、グシャっとなっちゃって全然きれいじゃない…」
とのことで、お気持ちは実によくわかります。
4弦ベースでの4和音のフォームを4種類ご紹介します。
そんなわけで今回は多くの曲でよく出てくるコードを4種類、
- 〇M7(メジャーセブンス)
- 〇m7(マイナーセブンス)
- 〇7(セブンス)
- 〇m7(♭5)(マイナーセブン♭ファイブ[フィフスとも])
これらをCをルートにご紹介します。
すべて6弦ルートで4弦ベースで弾ける形にしました。
CM7
4弦：人差し指
3弦：ミュート
2弦：薬指
1弦：小指
Cm7
4弦：人差し指
3弦：ミュート
2弦：薬指(中指)
1弦：小指(薬指)
C7
4弦：人差し指
3弦：ミュート
2弦：中指
1弦：小指
Cm7(♭5)
上3つの和音はギターの省略フォームと近い形で済んだのですが、
これは少し工夫する必要があります。
4弦：人差し指
3弦：薬指
2弦：中指
1弦：ミュート
ベーシックに考えればこうです。
4弦：人差し指
3弦：薬指
2弦：ミュート
1弦：中指
2弦を弾かずに同じフレットのまま1弦にしてもいいでしょう。
4弦：人差し指
3弦：ミュート
2弦：人差し指
1弦：小指
8フレットをセーハして1弦11フレットまで小指を伸ばせるとなかなかお洒落な鳴り方をします。
すべての構成音を鳴らす必要はありません。
全て1例であり、こう弾かなければいけないということではありません。
そして4和音のはずなのに3つしか押さえていないことに気づかれたことと思います。
全部の弦、全部の構成音を鳴らそうとすると音が濁ってしまって逆効果になりがちなのです。
ベースは倍音が豊かなので、なんでしたら2音でも十分に和音として聞こえてきます。
実際に鳴っている音よりも分厚く聞こえる特性があるからです。
動画のご紹介。「バーチャルYouTuber椿田りさ」
ベースでコードを弾くことについて面白い動画を見つけましたのでご紹介させて頂きます。
椿田りささんはバーチャルな存在としてのフレットレスベーシストで、いわゆる「VTuber(バーチャルユーチューバー)」ですね。
楽器の改造やオリジナル曲などを中心に動画をアップされており、スローペースながらどれもクォリティは高く「中の人」の音楽や楽器についての造詣の深さも感じさせてくれます。
この動画ではベースでコードを弾く時の考え方や注意点、実際の曲の中での使い方まで解説してくれています。
当記事の次のステップとしてこれ以上ない内容であるといえるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
もちろん、弦譜堂でもこのようなアレンジも得意ですのでお気軽にお問い合わせください。
今回のブログはここまでです。
次回もお楽しみに。
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