大人になってから楽器を始めても上達するんです。Adult Beginner Violinistたちから学ぶこと。

弦譜堂の代表・松本祐一(@YuichiMatsumoto)です。

初心者が上達していく過程って、本当に希望と力をもらえるものだと思いませんか。

今日のブログはYouTubeに動画をアップしている「Adult Beginner Violinist(大人の初心者ヴァイオリン弾き)」たちのお話です。

「Adult Beginner=大人の初心者」は意外といる。

以前、この記事で私がブログをはじめ新しいことをやっていこうと決意するきっかけになった一人、Noobieさんのことを書きました。

>>「積み重ねを始めるのに遅いことなんてない。Violin Noobieさんの話。」

この動画からもますます上達を見せるNoobieさん、表情豊かに楽しみながら練習を続ける姿に私はとても力をもらいました。

NoobieさんはYouTuberとしても登録者数20万人以上とかなりの成功を収めています。

ちなみに、彼女の他にも大人になってからヴァイオリンを始めて腕前を上げた人は少なくないんです。

YouTubeで「Adult Beginner Violinist」で検索するとすごい数の動画が出てきますよ。

Noobieさんの他に私が個人的に特にすごいなと思った方をもうお2人、ご紹介したいと思います。

Violineestさん。

Violineestさんは2010年にヴァイオリンを始めました。

8.5ヶ月の頃のビブラートはすでにかなりいい感じなんじゃないかと思います。

ヴァイオリンの他、ピアノも演奏されるそうです。

Instagramでは100DaysProjectという、練習動画を100日間アップし続ける取り組みを見事完遂されました。

John Mooreさん。

NoobieさんにしてもViolineestさんにしても綺麗な女性だから目立つんでしょ?と思われる方のために、男性のAdult Beginner Violinistもご紹介します。

John Mooreさんは2015年からヴァイオリンを弾き始めました。

元々ブルーグラス系のミュージシャンで、ギター・バンジョー・マンドリンの心得がありました。

本業はコンサルタント?なのでしょうか、動画の作り方や話術もかなりレベルが高いですね。

上達が早い人の共通点。

短期間で驚異的な伸びを見せたAdult Beginner Violinistたちには共通点があります。

• 先に何かの楽器を演奏した経験がある。
• 独自の世界観を持っている。
• 身体的特徴として、背中の筋肉が強い。

先に何かの楽器をを演奏した経験がある。

語学と同じように、2つ目以降のパートの習得は1つ目に比べて早いと言われています。

Noobieさんはギター、

Violineestさんはピアノ、

John Mooreさんはギター・バンジョー・マンドリン

の経験がそれぞれありました。

独自の世界観を持っている。

3人とも動画やInstagramのサムネイルをざっと見渡すだけでも、自分の美意識や世界観を持っていることが分かります。

これは見られる姿や完成形のイメージをはっきりと持っているということでもあります。

何ごとも上達にはまず目標が大事と言われますが、この美意識や世界観といったものは

目標の設定になくてはならないものだと思います。

背中の筋肉が強い。

最初は「腕をゆっくり動かせること」と書こうとしたのですが、この原動力は背中の強さです。

Violineestさんのこの動画をご覧ください。

おわかりいただけますでしょうか。

背面の強さが姿勢の維持、特に上体の安定感に現れています。

これが前のめり、猫背に近づいてくると腕は重く垂れさがり、ゆっくりと制御するどころではなくなってしまうでしょう。

関連記事>>「音楽やるにも大事と言われる「体幹」って、いったいどこのこと?」

「Adult Beginner Gambist」もがんばります。

前回の記事ではYouTubeチャンネルを始めたご案内をさせていただきました。

実質1つ目の動画のタイトルは「Adult Beginner Gambist」。

Gambistとはヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のことで、これはもちろんAdult Beginner Violinist から取ったものです。

私も楽しくやっていきたいと思います。

今回のブログはここまでです。

次回もお楽しみに。