※ご注意※

今回の記事はあくまで私個人の体験・見解です。

体格・骨格など体のつくりは実のところ百人百様であり、

全ての人に同じ形で当てはまるわけではないことにご注意ください。

 

弦譜堂の代表・松本祐一(@YuichiMatsumoto)です。

昨日の記事の公開後、Facebookで先輩からとても親身なレスを頂きました。

レコーディングエンジニアであり、KBBなど高評価を集めるバンドでベーシストとしても活躍中のDaniさんです。

迎谷 彰信 大変良いお話しだと思います!
せっかくの良いお話しなので一点だけ寄稿させて下さい。

筋肉には遅筋と速筋があります。
大雑把な話で恐縮ですが、その両方の筋肉は拮抗していて、片方を鍛えればもう片方が動きにくくなる側面があります。
手の周りの筋肉、特にギターを弾くことに直接関わる指に近い筋肉では、ギターに関しては速筋が有用で、大きな力を発生する遅筋を鍛えてしまっている場合、スムーズな動きがとても難しくなります。

一時、ギターの講師をしていた時代に、生徒さんが水道配管工で、手の遅筋がとても鍛えられていたため、ご本人のやる気や練習量がすごくあるのに、どう見ても、手の筋肉の構成から、早いフレーズが弾けなくて苦しそうなケースを見ていました。脳が早く動かそうとしても、手に集中している遅筋が邪魔をするのです。

全身の筋肉をトレーニングすること、健康状態をキープすることは楽器の演奏においてすごくプラスだと思いますので、筋トレはとても良いことだと思っています。これは大賛成。ライブなどでも、基礎体力は大事ですよね。

ですが、若い方達のギターのトレーニングだと、ついつい、指の筋肉トレーニングに目が向いてしまう方も出てくると思います。
楽器店で、指別ハンドグリップなどの器具も売られていますが、トレーニングの仕方によっては、逆に楽器を弾く上ではマイナスになる事も多いと思われます。
「ギターを弾くこと以外」の無理な手の筋力トレーニングは弊害が実は大きい、ということをちょっと知って欲しい、と思い、このコメントをしたためます!

(Daniさんありがとうございます!!)

Daniさんの昔の生徒さんが水道屋さんで、手の力の強さゆえに滑らかにギターを弾くのが難しかったとのことです。

水道屋さんならとにかく手が強いことは容易に想像できますね。

毎日のように水道の固いネジを開けたり締めたりしているのですから、相当な強さが養われていることでしょう。

ですがこのことがギターの上達には不利に働いてしまったんですね。

今日はこの話を少し掘り下げてみたいと思います。

 

「手の力」ではギターは弾けない。

確かにギターのための筋トレと言えば「手の筋肉を鍛えること」と解釈されても不思議はありません。

しかしDaniさんのおっしゃる通り、手を強くしてもギターを弾けるようにはならないのです。

 

私の失敗。

手の力が強いばかりにスムースに弾けないという話、

これはまさにかつての私自身がそうだったんです。

 

この写真をご覧ください。私の左手です。

親指と人差し指の付け根の筋肉が異様に発達しているのがお分かりいただけるでしょうか。

写真では左手だけですが、実は右手も似たような感じです。

これは長年、力だけでギターを弾いてきた証拠です。

楽器をしっかり鳴らすために本当に必要な部分が弱かったため、手で強く力を出すことでカバーしようと無意識にしていたのでした。

その力みにより肥大した筋肉です。(最近やってる筋トレとは無関係の話です、念のため)

 

力の使い方を間違えていた。

手の力と言っても、3種類あることをご存知でしょうか。

 

  1. 握る力
  2. 開く力
  3. つまむ力

 

私は3.の「つまむ力」によってピックを固定して強引に押し切るような弾き方ばかりしてきました。

これでもし力を入れても弾けないと気付けていたら、もしかしたらもっと早く改善の道を探っていたかもしれません。

しかし写真の通り非常に力が強かったことで「押し通せてしまった」のです。不幸にも!!

 

私は筋トレを始めたことによってやっと自分の背中と肩が弱いことを自覚しました。

どのくらい弱いかと言いますと「気がつくと猫背になって、肩が前方に落ちてしまう」ばかりか

「息を大きく吸い込んで胸を張ることも全然できない」ほどです。

 

今思うとギターの演奏に必要な筋力に満たない、ちょっと極端すぎる弱さだったかもしれません。

だからこそ、私の潜在意識は力を込めることでそこをカバーしようとしたのでしょう。

 

ギターの上達には「肩と背中」の強さが不可欠。

ギターの演奏のために、強くあることが必要な体の部分とはどこだと思いますか。

それは、肩甲骨の周囲です。

写真で説明するとこのあたり。

 

もう少しわかりやすく言うと、「肩と背中」です。

強さと言っても、ゴリゴリのマッチョでなければいけないということではありません。

神経の発達とか、いわばコントロール面での強さです。

 

筋トレしても別に何も変わらない・・・という人、「肩と背中」を鍛えられてますか?

もしかしてアームカールとかで腕ばかり鍛えていませんか?

 

  • どうすれば肩と背中を鍛えられるのか?
  • 肩と背中の筋肉が演奏の中でどういう働きをしているのか?

 

※追記

気になるこれらについてもう少し踏み込んでみた記事もアップしました。

>>音楽やるにも大事と言われる「体幹」って、いったいどこのこと?

 

背中のトレーニングは鍛えている人たちの間でも特に難しいと言われる分野であり、元々懸垂が得意、とかでもない限り自力だけでは限りなく無理に近いと思います。

肩のトレーニングも、肩はいろいろな方向に動くだけに複数の種目を組み合わせる必要があります。

 

体のつくりの傾向に負けずに、活かしていきたい。

人の体は一人ひとり異なり、強い部分も弱い部分も人によって違います。

たまたま楽器演奏に向いている体をしている人、ちょっと苦労が多そうな人、いろんな人がいると思います。

しかし音楽を愛する気持ちを持ちながら、体の特性で楽器を操りにくいことを「才能がない」と断じて諦めてしまうのはあまりに、あまりにもったいなく悲しいことだと私は強く思うのです。

願わくば逆に不利だった特性を強みにすら変えて、自分自身も楽器の一部のように一体化するように奏でられたらどんなに素敵なことかと思い、それを目指しています。

 

 

今回のブログはここまでです。

ですがこのテーマ、これからもっともっと書き足していきますよ。

当ブログを読んでいただいたあなたからの体験談や、「いや~○○なんじゃないの~?」というご意見もお聞かせ頂けると私は大変喜びます。

それでは、次回もお楽しみに。

 

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Written by genpudou

3 Comments

genpudou

プリンさん、コメントありがとうございます!!

鍛える必要なしという結論に達したのなら、むしろ遠回りせずに済んで良かったと思います。

ご存知のように人の体の造りは人の数だけあり、
「あの人にできるのになぜ自分はできない」とか「こんなに簡単なのになぜ誰もできないのかわからない」といったことがよくあります。
筋肉や腱の骨への付き方、関節の向きや可動域、その他メンタル面なども含めいろいろな条件が重なっていて
すべてを解き明かした人はまだいないと思います。

楽器を弾くことで演奏に必要な筋肉や神経が最適化されていくなら、それはある程度恵まれているからで、
そこまでにも達しない、それ以前の問題である人もたくさんおり、私もその中に入ります。

まずスタートラインに立つための体づくり、なんです。
プリンさんがもうそういう体を持ってらしたのは幸いです。
走りながら成長していければそれに越したことはないですし、上達の早い人なら大抵そうなると思います。
でも、そうでない人がたくさんいて、それは本人の努力不足ではないということがまだまだ知られていません。
とはいえここまでの話はまだしていなかったので、これから書いていこうと思います。

幸多きギターライフを!!

Reply
プリン

同じく背中のからわきにかけての筋肉が必要と思いしっかり鍛えましたが‥‥。
失敗でした。
固くなって速いインサイドのピッキングができなくなります。
やはりギターを弾いて柔らかい筋肉と瞬発力を維持するほうが有用に思いました。
2年かけて試した結果。筋トレは必要なし。
必要なのは速いレガート練習や速いピッキング連打だということが結論に至りました。
ウェイトを使ってきたえに鍛えましたが可動範囲と反動がうまく一致してこず固くなるだけでした。
いつまでたってもインサイドが弾けなくなり、結局筋トレを辞めて3か月ほどして普通に背中と手首が柔らかくなり弾けるようになりました。ガチガチの筋肉がなくなってスムーズに動くようになったという結局背中脇も鍛える必要ないと思います。

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