弦譜堂の代表・松本祐一(@YuichiMatsumoto)です。
前回の記事では、ブラックフライデーなどのセールで気をつけたいことについて書きました。
そこでも触れましたが、セールだから、安かったからと言って買ったものって結局手元に残らないんですよね。
ならどんなものなら残っているのか?そしてそれは何故なのか?
今日はここについて考えましたのでお話してみたいと思います。
ストーリーがあったものは長く手元に残る。
先にひとつだけご留意頂きたいことは、「楽器を手放すに至るには人によって様々な事情がある」ということです。
ですのでこれはあくまで私個人の体験談としてお読みください。
まず、
- 音がいいから
- 機能的に優れているから
これらは道具として考えると大事なことですが、これだけだとやはり道具以上の関係にはなりにくいと感じます。
「プロの道具なんだから道具としていかに機能するかが第一。少しでも上に行ってるものを見つけたらガンガン入れ替えるよ」という考えもわかりますし、私自身そうでしたけど、今は「道具とともに成長していく感覚」が大事に思えるんですよね。
私の手元に長く残っている楽器や機材に共通することは、すべて「ストーリーやエピソードがあったもの」です。
それは入手時でもありますし、使っている間に起きたことでもあります。
たとえば、
- 忘れられない演奏や発見を共にした楽器だった
- 大切な人から譲り受けた
- 弾くたびに必ず新しい発見がある
- レスポンスの良さを制御し切れてないので、まだまだ勝負し続けなければならないと感じる
もう少し深く考えてみると、「自分自身のストーリーを作り上げていくことに現在進行形で貢献してくれている」ことですね。
楽器は物語を紡ぐことで人を幸せにするのが役目と、本気で思ってる。
この条件に当てはまっていても手放した楽器もあります。
それはおそらく私のところでの役目を終えて、他の誰かの物語のために呼ばれていったんだと思います。
そして、私のところにもこれからもまた新しい子が来てくれるんでしょうね。
今月もヴィオラ・ダ・ガンバが来てくれましたしね。長く深い付き合いになりそうです。
楽器が音楽人生を豊かにしてくれる面もある。
私の音楽人生、予測がつきません。
一時期は強い閉塞感から本気でやめようとしたこともありましたが、またこんなに楽しくなっています。
楽器や機材自体が持っている力も間違いなくあると思うんですよね。
生涯の1台、RAT 2。
最後に、たぶんこれはずっと持っているんだろうな、と思われる機材を1台紹介させてください。
ギター用のペダルです。特に珍しくもない、普通のRAT2です。
Proco RAT 2 (1996年製)
18歳の時に新品購入したペダルで、今も現役で使っています。
エフェクターでの歪みと言えば自分の中ではこれが基準になっています。
当時から現在までの憧れのギタリスト、北島健二さんのメインで使用しているディストーション(当時情報)ということで入手したものでした。
どんなペダルを使っても粘りや太さの部分でいつの間にかこのRATと比べている自分に気がつくこともしょっちゅうですね。
エレキギターの音に関することで、間違いなく私の基準を作ってくれた1台です。
最近ジャックの接触が良くないことがあるので修理してくれるところを探しています。。
今回のブログはここまでです。
次回もお楽しみに。
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